コラム:24時間365日の上司経験

私が部下育成が出来るようになったと実感したのは33歳の時でした。
当時の私は新入社員の教育係として同時に3人の部下を引き受けました。
その3人が全くタイプが違っていました。

私は秀吉タイプで、入社した3人は信長タイプ、光秀タイプ、家康タイプでした。

信長タイプの部下は、自分で勝手に自分なりに目標を決めて勝手に突っ走っていきます。
光秀タイプの部下は、私の発言や行動に対して逐一質問して自分が納得しない限り動きません。
家康タイプの部下は、私が困っている事が無いか、チームの和が乱れていないか気にし過ぎて自分からは動き出せません。

当時私は社宅に住んでいました。
その社宅は寮も併設されていました。
私は1階で、新入社員が3階に住んでいました。
信長タイプや光秀タイプは自分の考え方を持っているので、「みんなと一緒」に価値を置きません。

当時の私は、部下を誘わない事はダメな事だと思っていたのですが、必要な時に正しく目的を伝える事で十分に彼らは動ける事を身を持って知る事が出来ました。

一方、家康タイプは、人と共感する機会を多く持つ事に価値を持ちます。用事が無くても電話を掛けたり、声をかけたりする事が彼にとって大事な事だと分かりました。

24時間365日一緒にいる事で、上司と部下の適正な距離感をつかむことが出来るようになりました。以前の会社で「部下が悪い、上司が悪い、会社が悪い」と逃げ出すように会社を辞めた自分でしたが、タイプに応じた接し方を身に着けたので上手に部下育成が出来るようになりました。