組織図作り方 考え方 中小企業

組織図作り方考え方中小企業 コラム:お山の大将

コラム:お山の大将

「中小企業なんだから社長がお山の大将で良いでしょう。なんで組織にしなくてはいけないの?」
と質問(反論)を受けます。(厳しい口調でです。)
50代以降の小太りのおじさんが多いです。
社内ではニックネームで呼び合っています。
春は花見、夏はバーべキューなど社員全員で仲良く飲み会を開いたりしています。
社長は親分、兄貴肌で人情味溢れる良い人が多いです。

「今は、良いです。が、これからどうするつもりですか?」とお答えします。
問題は、今では無いのです。中小企業で10人未満の会社だと社長が全てを見渡せます。
決定も速やかです。
ワンマン経営の強みが発揮されます。
しかし、そこで働く人たちは「ただのコマ」です。彼らは「考える力」を持ちません。
社長の手足として動く事が仕事です。このような会社が永続できるわけがありません。
その結果80代になっても社長がワンマン経営を行っている会社をいくつも見てきました。
社長の決断は時代と合わない過去の経験に基づいたものとなってしまいました。
それでも誰も口を挟めない状態です。
人には寿命があります。
しかし、組織は人間の寿命を越えられます。
お山の大将の社長は自ら組織の寿命を縮めています。
非常にもったいない事です。
お山の大将、家族主義は良い時には良いのですが、組織として機能出来ていないので永続出来ません。


※全ては社長の価値観次第です。私の考えを押し付けても受け入れてくれませんので。

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組織図作り方考え方中小企業 3ステップ完成 4.組織図ですか?

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第1章1節.意味不明な組織図

組織図は会社の機能を見える化した図です。論理的に構成されているはずです。
しかし、論理が破綻した図を見かけます。

ちょっとだけ話が外れますが、
論理的とはどういうことかについて説明します。
論理的とは「漏れなくダブりが無い」事と考えると分かりやすいです。

例)日本人は未成年と成人に分けられます。

は論理的です。全ての日本人はどちらかに所属します。

例)日本人は学生と社会人に分けられます。

は、社会人の定義が曖昧なので、アルバイトは?主婦は?定年退職者は?
と漏れている人が現れます。
一方、社会人向け大学などもあるためダブる人も現れます。論理的と言えません。

 

※社会人という言葉自体が日本独特の表現だそうです。

中小企業では一人の人が兼務する事は当たり前です。
一人の人が営業部門の仕事で受注して配送部門の仕事で配送を行う事などは良くある事です。
部門は漏れとダブりが無いように作り人が部門を兼務すると整理すると中小企業でも論理的な整合性がある組織図が描けます。
意味不明な組織図になってしまうのは、組織の機能ではなく今いる「人」を中心に考えてしまうからです。

組織図には意味があります。

あなたの会社の組織図は意味をなしていますか?

 

営業第一部があるのであれば第二部、第三部があるのですか?

出張所はどこの管轄なんですか?

部→課→係のやるべき事は明確ですか?

論理破綻の組織図では組織は構築出来ません。

 

 

第1章2節.文鎮(鍋蓋)型組織図も様々

「トップと現場との階層が少ないため、意思決定が早い。」
のが文鎮型組織のメリットです。
また、自発社員が多ければ組織は自発的に活動しやすくなります。

その一方で全ては社長の判断待ちとなるため、指示待ち社員を増産するリスクを抱えています。
社長の強力なリーダーシップで引っ張る中小企業の場合は文鎮型組織は機能します。
しかし、経営責任と運営責任については見える組織図にしたいものです。
日本の人件費高騰、人材難は深刻です。

手ゴマ=指示待ち社員だけで経営できる時代ではなくなって来ています。

 

 

どこまでが「僕の」「私の」仕事?

上司としては、全員に自発社員になってもらいたいのですが、部下としては困ります。「どこまで」の線を明確にしてもらえないと動けないのです。

曖昧に「任せる」はやめましょう。善意に解釈出来る社員は少ないからです。

文鎮型組織の特徴は、会議に参加する人数が多い事です。トップが「現場の情報を知りたい。決定したい。即、実行させたい」意図が反映されます。このため、現場からの会議の参加人数を増やす事でトップは現場を把握できるようになります。その結果、トップの現場への介入が当たり前になります。トップが介入する現場は自分たちで考えない現場になってしまいます。

それは、出来るトップに聞けば即座に正解が返ってくるからです。「言われた事はやるけど、自分たちで考えない組織」だとトップが認識している組織は概ねこの状態です。

もう一つの特徴は、トップが部門長を兼任している事です。部長(と呼ばれている人)はいるけれど、実際は社長が兼務している。そのような部門長は自分の職責を全うしません。上記と同様の理由です。

 

 

第1章3節.歯抜けピラミッド型組織図

社員数が少ない組織では歯抜けは当たり前です。
歯が抜けている部分は誰かが兼務する事で補えます。
問題は歯抜けの部分が機能の部分の場合です。
製造を外部に依頼するのであれば、製造(外部:○○社)で良いのです。
しかし、製造の部分が歯抜けだと品質、在庫について誰が責任を負うのかが不明となります。
その結果誰も責任を取らなくなります。

また、歯抜け部分がマーケティングや商品開発などの会社の頭脳部分の場合もあるでしょう。
(本来は頭脳は自社、作業は外注にしたいのですが)
その場合でも必ず組織図に盛り込みましょう。
組織図とは機能と責任が見える化された設計図なのですから。

 

 

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組織図作り方考え方中小企業 3ステップ完成 3.中小企業の悲しい現実

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第1章:中小企業の悲しい現実

「凄いパワー、素晴らしい気づかい、早い仕事。誰よりも早く出社し誰よりも遅くまで働く。他を寄せ付けない圧倒的存在感。」の創業社長とお会いするとこちらもその魅力に引き込まれます。

ただし、彼らの魅力はあくまでも個人としての魅力です。
そのようなスゴイ社長の会社でも
「いつか会社を組織化したい」と考えつつ
「どうしたものか?」と立ち止まっている会社が多くあります。
これまで私は1800人以上の中小企業経営者とお会いしてきました。
経営相談を受けると多くの中小企業では組織図がない。
あるいは、「社長の頭の中」にある状態でした。
中小企業が次のステージに昇れずに踊り場でもがいている課題の一つに組織化があります。

☑社員の定着率が悪い。

☑人が育たない。

☑結局社長が全部やってしまう

を繰り返す中小企業の悲しい現実の解決策は、まず組織図を作る事です。
しかし、誰も正しい組織図の作り方を教えてくれません。大企業などの組織で働いたことが無い創業経営者は考え方自体が分からないのです。
だからと言って、社長が全て抱え込んでいつまでも走り続けるわけには行きません。
当ブログでは組織図を作る考え方、その後の組織の作り方について解説します。

 

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組織図作り方考え方中小企業 3ステップ完成 2.組織化の悩みは1枚の組織図で解消

今さら聞けない組織図の作り方

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はじめに:その悩みは1枚の組織図で解消出来ます

100年企業100人規模の会社員時代に上司の営業部長が社長になりました。
私は社長側近として社長室に異動となりました。それまで、「社長はゴール」だと思っていたのですが、全く違いました。「何で言っても分からないんだ!」「そんなことまでオレに聞くなよ~」と、目先の事に振り回されつつ、「この先どうしたものか?」と将来を考える。社長って大変な仕事だな~を肌身に染みて実感しました。社長と一緒に経営の現場で苦楽を共にしました。当時の会社員時代の経験を他でも活かすべく独立しました。その後、12年以上、1800社以上を支援、指導してきました。毎回必ずお伝えしてきた事が、「社長の悩みは社長を辞める時まで尽きません。」という事です。企業の成長に合わせて社長には違う悩みが降りかかる事を事前に知っておくだけで気持ちに余裕を持てます。

 

 

企業は創業から一直線の右肩上がりでは成長できません。成長の踊り場で力を蓄え、次のステージへと成長します。

創業時に頭を悩ませるのは、「売上」です。0を1にするには、膨大なパワーが必要です。創業期の会社に熱気があるのは、1つの目標=売上に向けて全社員が一丸となっているからです。昼は営業活動。夜は資料作成や商品開発。会社に泊まり込む事もしばしばです。しかし、ある程度売上を上げる仕組みが整ってくると、違う悩みが経営者を襲います。それは、組織化や仕組化です。創業期の熱病にとりつかれて働いていた仲間とは違う人種が入社してきます。創業メンバーとの仕事に対する取組み意識の違いなどに困惑し、「なぜ、出来ないんだ!」と怒りをぶちまけてしまう。益々溝が深まる。場合によっては、労基(労働基準監督署)に走り込まれて「パワハラ」と訴えられたりと…

これまでの創業メンバーでは起こらなかった問題が噴出する。なだめようと飲み会に誘うと「それは、仕事なんですか?残業代出るんですか?」とこちらが萎えるような返答しか返ってこない。

このような問題に振り回される時期は、会社を組織にしなくてはいけない時期に突入したと考えるべきです。

・経営層は何をすべきか?

・管理職は何をすべきか?

・現場は何をすべきか?

を明確にし、これまでのやり方を変える時期です。

当ブログでは組織化しようと考えている会社が真っ先にやらなくてはいけない事として組織図の作り方を解説します。たかが組織図ですが、社長の意思を込めた組織図を作成する事で組織を動かす事が出来るようになります。大げさではなく「たった1枚の組織図」で組織化の悩みが解消されます。

 

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組織図作り方考え方中小企業 3ステップ完成 1.目次

当ブログは、社員数30名~50名~100名規模の中規模企業向けの内容です。
社員数30名未満は社長次第で会社の業績は変化します。30名~100名規模は社長と社員の潜在力を顕在化させる事が出来れば掛算で企業は成長出来ます。

 

今さら聞けない組織図の作り方

はじめての組織図作り
組織化の階段を昇れず忸怩たる思いをしている経営者必読!
90日で人と組織を再生する事業再生のプロが解説

はじめに:その悩みは1枚の組織図で解消されます

第1章:中小企業の悲しい現実

第1章1節.意味が分からない組織図

第1章2節.文鎮型組織図も様々

第1章3節.歯抜けピラミッド型組織図

コラム:1枚の組織図で経営が見える

第2章:組織図は会社作りの設計図

第2章1節. 経営と現場

第2章2節. 機能別組織図の作り方

第2章2節.1・提供する:開発と提供(製造・サービス)

第2章2節.2・売る:マーケティングと営業

第2章2節.3・人を支える:人事と労務

第2章2節.4・お金を支える:財務と経理

第3章:組織を動かす

第3章1節.職務記述書、マニュアル、評価基準の三点セット

第3章1節.1・職務記述書

第3章1節.2・マニュアル

第3章1節.3・評価基準

第3章2節.GROWモデル

第3章3節.学習ステップ

第3章4節.進捗状況を見える化

第3章5節.ショートインターバル

第3章6節.継続≠反復

 
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