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Monthly Archive5月 2017

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (9回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

4・問題探しではなく犯人捜し

目標と現状の間には差異がある。

その差異を無くすために改善策を考え実行する。

その結果を検証し新たな改善策を立案実行する。

のが、本来の目標達成の道筋です。

しかし、私が最初に聞く話は「課長の○○がダメだ。」「○○さんにはやる気が感じられない。」「△△さんは、数字は

上げるんだけど人を育てられないんですよ。」

と、犯人捜しばかりです。

犯人を捜すのは勝手ですが、犯人を見つけたからと言って目標を達成できるようになるのでしょうか?

これまで私が支援したどの会社でも犯人を見つけても何の解決にもなりませんでした。

「出来ない人が出来るようにするためには何をすれば良いのでしょうか?」

の視点に辿り着かなくてはいつまでたっても犯人捜しに終始します。

特に目が向きがちなのは、古参社員です

「あいつはやる気が見えない」

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (8回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

3・知らない、出来ない、やらない

そもそも...

PDCAサイクルを知っていますか?
私たちは「PDCAサイクル」という言葉は知っています。
考え方も知っています。
(聞いたことはあります。)

しかし、知っているから出来ているか
というと出来ていないが現実ではないでしょうか。知る事と出来る事は別物です。
学習には4つのステップがあります。
無知→知っているけど出来ない→意識的に出来る→無意識に出来るのステップです。
その学習の4ステップ中で「知っているけど出来ない」過程がPDCAサイクルの作り方、回し方です。

例えば、自動車の運転の場合は、教習所に通いアクセルやブレーキの使い方を教わります。最初はアクセルを踏む。
ブレーキを踏む事すら意識しながら行います。慣れてくると無意識にアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりできるようになります。
当ブログを通じて、知らないを知るに。知るを出来るにして頂きたいです。
ところで、一番の問題は出来るのにやらない事です。

どのようにやらせるのか?

については今後、進捗確認の項目でお伝えします。

出来るのにやらない。
は厄介ですね。

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (7回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

2・目標達成の仕組みはありますか?

目標と現状との間には差異があります。この差異を問題として組織として解決していく仕組みが必要となります。

仕組みとは目標を達成するための組立の事です。

私は、小さい頃に良く遊んだ将棋倒しの事を思い出します。

将棋の駒をならべて倒す。順序と強さや速さを変える事で小さな駒で大きな駒を倒す事が出来ます。

自社の全ての駒を順序立てて組み立てていく事で目標達成の仕組みが出来ます。

仕事の仕組みとして、代表的な仕組みが今回紹介するPDCAサイクルです。

ISOなどもPDCAサイクルをベースとしたマネジメントの仕組みです。

特別な能力を持った人にしか出来ない事=属人要素を排し、手順通りに行動する事により物事を再現できるの

が仕組みです。

1人の天才が、「オレのやる事を真似しなさい。」は仕組みではありません。

真似できませんし、真似したところで同じ結果は出せません。

PDCAサイクルを回せていないと嘆いている社長は部下に対して、

「何でこんな簡単な事も出来ないんだ」と怒鳴っているだけになっていませんか?

社長や上司にとって簡単な事でも部下にとっては難しい事、分からない事ばかりです。

数値化された目標に対して、

「いつまでに、どこで、誰が、何を、どのように、どれだけについてなぜなのか」

の根拠が明確化された仕組みを組み立てましょう。

仕組みがあることにより社員一人一人の潜在力を顕在化する事が可能となります。

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【無料プレゼント】90日で売れる営業組織を作る方法小冊子

90日で売れる営業組織を作る方法

 

            

 

 

 

☑ 内向きで不満ばかりの社員の意識を、お客様と競合他社に向けさせたい

☑ 何となくの目標ではなく、具体的な行動目標に落とし込み社員を動かしたい

☑ 出来の良い子と悪い子の差が大きすぎる

☑ 頭の悪い子にどうやって仕事を教えたらよいか分からない

☑ とにかく、何としてでも売り上げを伸ばしたい

 

組織営業力強化はどの会社にとっても最重要の経営課題です。
社長、営業部長の職人技頼りではなく、組織で売り上げを上げるためには、
社員一人一人に当事者意識を持たせ、やり切るための「癖付け」を行わなければなりません。
精神論ではなく、目標と現状の差異を「見える化」し、具体的定量的な対策を考え、進捗状況の「見える化」の仕組みを導入することにより、社員一人一人が何をなすべきかを自ら考働出来るようになります。

 

本小冊子では、
1,000社以上の中小企業の現場に入り込み、90日で売れる営業組織を作ってきた、当社代表の内海が、「指示待ち社員」を「自発社員」に変える方法を具体例を交えて解説します。

 

・製造業(墨田区)             売上前年対比  148%

・経営コンサルティング業(中央区)     売上前年対比  160%

・食肉加工業(群馬県)           売上前年対比  132%

・賃貸リフォーム清掃業(江戸川区)     売上前年対比  120%

 

全て、本小冊子で紹介している当社クライアント企業の実績です。

お客様の声はこちらです。

 

貴社も、見える化×仕組み化で、
「指示待ち社員」を「自発社員」に!

 

 

なお、期間限定プレゼントとして、
今お申し込みの方全員に、
1.「目標達成営業チームの作り方、動かし方実践セミナー」動画セミナー
2.メールによる解説講座
3.成行予測と改善目標算出シート
の3大特典をプレゼントしています。

お申し込みは今スグ、下記申し込みフォームよりお申し込み下さい。

 

 

申込フォームは、
ステップメールと連動させる

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (6回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

なぜ、目標は達成出来ないのか?
1・そもそも、目標はありますか?
私が地域密着コンサルタントに舵を切り、それまでの中堅企業対象ではなく、中小零細企業を対象としたセミナー
に登壇したのは2011年の東京商工会議所のセミナーでした。
それまでは、事業再生専門コンサルタントとして中~大企業を対象にしていました。
中小企業経営者に分かるように簡単な言葉で伝えました。
その時の前提として、「いくらなんでも目標位はあるだろう。」と考えていました。
しかし、セミナー参加者から、
「私たちの業界は非常に厳しい業界です。取りあえず毎年、前年比3%の売上目標を設定しています。
が、実態は前年並みで推移しています。右肩下がりの業界の中で頑張っている方だと思います。」
この言葉を売上20億円規模の社長に聴いた時には耳を疑いました。
そもそも論として「目標はある。しかしなかなか達成出来なくて困っている。」人達が私のセミナーを受講して、目標
達成の方法を知り自社で活かしてもらうのがセミナーで話す私の目的でした。
が、
「目標はあってないようなもの、毎日の問題解決に振り回されています。」
「どうせ目標を掲げても達成出来ないので努力目標しか掲げられません。」
などセミナーに登壇するたびに皆さんの声を伺いました。
目標を設定していなければ、目標を達成するためのPDCAサイクルは機能するはずがありません。

しかし、中小企業の現実として、「そもそも~」から始める事が大事だと実感しています。
そこで、当ブログをご覧の皆様へ改めて
「貴社にはどうしても実現させたい目標はありますか?」とお尋ねします。

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (5回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

5・社長の悩みは尽きない

悩みには2種類ある。
1つは自分で解決できる悩み。
もう1つは自分では解決できない悩み。
中高年のおっさんなのに、「いまさらイケメンになりたい。とか背が高くなりたい」は自分では解決出来ない話です。
悩むだけ時間の無駄です。自分で解決できる悩みを解決する事にしましょう。
しかし、自分で解決出来るはずの悩みもなかなか解決出来ません。
それは、なぜなのでしょうか?
解決の方法を知らないからです。
(解決の方法を間違っている場合も含みます。)

 

本章では、解決できる悩みの解決方法について記しました。

 

ところで本項の社長の悩みが尽きない理由とは、企業・組織が成長する過程において必ず起こる悩みです。
下図は事業の成長曲線です。それぞれの段階で社長には悩みが降りかかります。
まず、1の創業時の悩みは、「お客さんはどこにいるのか?」「売上を上げるにはどうすれば良いのか?」
と、売上やビジネスモデルに関する悩みに振り回されます。
創業から数年経たずに潰れていく会社はこの悩みの段階を越えられないからです。

何とか継続的に売り上げを上げられるようになると、提供する商品・サービスの品質や納期が頭を悩ます。
個人事業で創業した場合は、人工仕事の限界が見えてくるのがこの時期である。
一人でどれだけ頑張っても「何とか食える」程度を越えられず組織化を考え始める。人さえいれば対応出来る。
しかし、良い人が来てくれない。
友人、知人に声をかけて数は揃えた。
しかし、創業メンバーに比べて何を言っても分からない新参社員。
2の人と組織の悩みが社長の頭を占め始めます。
事業を承継した社長の場合は、
先代社長と後継社長の仕事のやり方の違いや先代を良く知る年上の部下の動かし方に頭を悩ませる。

ようやく組織化し新たな成長へとステージアップ出来ても、環境変化により商品・サービスの陳腐化が始まります。
設立当初はさしたる競合も無く自社の天下だと思っていたのに、気が付けば安売り攻勢や高付加価値で競争をしか
ける同業他社が現れます。今までと同じ商品・サービスを売っていても儲からない。
3の新商品・新サービスの開発や別事業の展開に悩まされる時期が来ます。
会社が成長すればその成長段階に応じて新しい悩みが生まれるます。

常につきまとうのが資金繰りの悩みです。
売り上げが増えると支払は増えます。現金収入から支払えるのであれば資金繰りに悩まされません。
しかし、家賃は前払いで給料は固定的に払わなくてはいけません。
社長が社長を辞める時までは悩みが尽きないのは上記の理由が続くからです。
「社長の悩みは尽きないもの。」
の前提に立てば、悩みに振り回される事は無くなります。
「悩みを楽しむ。」域にまで達する事は出来なくても振り回されないだけでもずいぶん楽になります。

当ブログでお役に立てるのは2.組織化の悩みを抱えている経営者の方です。

以上のように、組織に表れる症状はさまざまです。

しかし、症状に対応する対処療法ばかり行ってばかりではいつまでたっても真の問題解決が図れず似たような症状が違う部門に繰り返し表れます。この連載では症状に振り回されず根本的な組織の問題解決法について記しています。

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (4回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

4・出来ない言い訳に終始する営業会議

営業会議に参加する機会が多くあります。
しかし、残念なことに訪問した会社では、営業マン一人一人に「積み上げ」「売上予測」「売上見込」「着地予想」を発言させて、「達成できない理由」を述べさせることが営業会議となっています。
売上予測も、見込も着地も同じ意味でつかわれています。
全て、「言い訳」の材料です。
全員が一堂に会して目標に達成出来るための対策を立案出来なければ意味がありません。
言い訳発表の後は、他の営業マンへの責任のなすりつけ、数字の押し付けとなります。
数字の押し付けでは声のデカい人=営業部長が最終的に数字を割り振ります。
会議の最後に、社長や営業部長が、
「厳しい環境だが、一人一人意識を持って1円でも売上が上がるように頑張ってほしい。」
の精神論で締めくくっています。
そうした不毛な会議の後に良く見られる光景は、数人が集まって、
「ところで、さっきの話なんだけど、ウチの部署では絶対に無理だよ。」
と会議以上に熱がこもるケースが定番。

その後、
社長と営業部長と主流派幹部は会社の経費でいきつけの良い(高い)お店で「どいつもこいつも他人事」だと部下
を嘆く。一方、押し付けられたその他大勢は安い居酒屋に流れて「会社が悪い。経営が悪い」とクダを巻く。
営業会議では何も発言しなかった人々が主役となる。

 

あなたの会社もこんな営業会議を開いていませんか?

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (3回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

3・指示待ちから自立への変化~鳥山畜産食品株式会社

実際に当社のコンサルティングの仕組みを導入、定着化したらどのように変化するのかを当社のお客様の声から引用しました。

私が、営業本部長時代に、既存の営業スタイル( 受注商品のルート配送+営業 ? )からの脱皮を図りたい一
心でお話を伺い、また過去の振り返りを同時に行いつつ作戦を立てていきました。
『 年間売上目標( 計画 )が決まっているのであれば、皆さん今日の売上目標は ??? 』
現場の営業社員に向かって言って頂いた言葉に、一同固まってしまいました。
自分を含めた全営業社員の改善意識の低さ、具体的な目標喪失  … etc
現場で起こっている事を知る、その為にルート営業全員に同行して頂き徹底的な現場目線の中で『 改善ポイント 』を探して頂きました。調査という名目でありながらも、日々の営業同行においては営業社員と同じ時間軸で活動して頂き、まさに起こっている事を拾い上げるという地道な作業に注力して頂きました。現場社員とのコミュニケーションも上手く運び結果的に『 本当の現場 』をつかんで頂けた事は大きな一歩でした。
見えなかった事が徐々に見えてきた結果、営業部として何となく掲げてある目標と今目の前で起こっている事までの
距離が少しづつ明確に測れるようになりました。
作業はすべて営業部管理職が中心となって進めましたが、指導して頂く中でも決して上からの指示という形では無
く『改善余地(どこまで努力すれば目標達成するか)』を見える化する為に社員と一緒に考えて、出来る事・やるべき事を丁寧に社員と一緒に明文化されていきました。
既にここまでの過程において、管理職に就く社員が徐々に『 考えて行動する 』様子が増え、私自身も考え方に良い意味で変化が起こっている事を感じておりました。いつしか自分の考え、自分の行動に期限を設け、明確なゴールを設定する事で初めて今日の営業活動・管理活動が始まるのだと気付かされました。
『指示待ち』という古い習慣から脱皮を図っている最中なのだと実感しました。
商品を沢山抱えて出発し、空っぽにする事でしか達成感を得る事が出来なかった営業部の体質を、スタートからゴールまでの道のりを可視化する事で『気持ちに余裕を持たせ』、
余裕を持った営業社員は新たな改善ネタに『気付き』、可視化された工程を達成する為に
『自ら考えて行動する』という、考えられなかった仕組み改善という結果を生む事となりました。記録、規則の厳守など最も嫌う言葉とは無関係に、日々の売上を自ら管理シートに書込み、全体が見える楽しさから分析作業も行い、新たな営業活動に活かす事も信じられない変わりようで感謝の言葉もありません。

お客様の声ページをご覧ください。

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (2回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

 

2・あなたの部下は今月の売上目標を言えますか?

私はお客様の会社を最初に訪問する時に必ず行う事があります。
それは、朝礼など全員が集まる場所で
「あなたの今月の(売上)目標は何(いくら)ですか?」と一人一人の社員に質問する事です。
どの会社でも答えられずに固まってしまう社員が数名います。
朝礼終了後に上記の質問に答えられなかった社員に話を聴くと、「目標と言っても上司から押し付けられた数字だし
覚えていませんよ。」「パソコンの中に入っているので咄嗟に答えられませんでした。」と答えます。

私は、彼らが目標の詳細な金額を暗記していないことを問題にはしません。
問題として取り上げるのは、彼らが「目標を達成する事が仕事」だと認識していない場合です。
目標と現状との間には必ず問題があります。
去年と同じ方法、今までと同じ方法で達成出来る目標であれば目標設定が低いのです。
今までと同じやり方で同じことをやっていては問題解決が出来ません。
人も組織も問題解決を通して成長します。その目標を自分の事として捉えていない人が問題解決など出来るわけ
がありません。だから、私は目標を自分の事として捉えるように社員一人一人に確認するのです。

私は100年企業の近江兄弟社の営業マン時代に、上司から手帳の右ページ上部に毎月の売上とその日の実績を記録するよう徹底的に躾けられました。
毎日、今月の売上目標、前年の売上実績、現時点の売上実績を対比する事で数字の異変に気が付くようになりました。前年同様の取り扱いに関わらず売り上げが伸びないのは自社から問屋への導入遅れです。その原因は問屋から店頭への導入の遅れか店頭での展開が遅れているかです。だから、まずは問屋に電話して店頭への配荷を確認します。店頭へ配荷されているのであれば各店を訪問して店頭状況を確認します。店頭展開がされていないのであればバックヤードや倉庫を確認して店頭へ展開する事を徹底的に行いました。

リップクリームや日焼け止めなどの季節商品が多いメーカーでしたので、商品が1日でも店頭に並ばないと大きな機会損失となるからでした。私の上司は業界でも有名な営業マンでした。他の競合は待っているだけの営業ばかりでした。小売店に訪問してバックヤード、倉庫から商品を店頭に引っ張り出す事で攻めの営業が出来たのは当時の上司のお蔭です。目標を手帳に書き常に見える化することで「どうすれば目標を達成できるか?」の意識づけをさせられました。

あなたの部下は今月の目標を言えますか?

 

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。

【連載】目標達成営業部の作り方、動かし方  (1回)

【人と組織に悩む中小企業の社長、営業部長必読】
目標達成営業部の作り方、動かし方
~事業再生コンサルタントが伝授する90日で人と組織が生まれ変わる組織営業力強化法~

ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社 代表取締役 内海透

はじめに

1・営業2課リーダーの25年目のリベンジ

今振り返ると、私はダメダメな上司でした。本書を25年前の私が読んでいたら、抱え込まず、体を壊さずにすんだと思いつつ書いています。本書は私の実体験をベースに編み出した「初めて部下が出来た営業課長や営業部長」が「いつも目標を達成する営業部」を作るための最短の方法です。

私は福岡県久留米市に生まれました。教会の牧師の長男として生まれ育ちました。いつも周囲の大人に可愛がられていました。対人コミュニケーションは勉強しなくても、多くの大人と接する過程で自然と身に着いていました。北海道の大学を卒業する時に、就職先を選ぶ基準は安直でした。歩合給要素が多くて遊ぶお金が使えそうなのでコピー機の飛び込み営業の会社に就職しました。1週間の新人研修を受けたら即実践の毎日でした。連日の飛び込み営業。5月に初受注出来ました。営業の楽しさを実感しました。週末はウィンドサーフィンやキャンプやスノーボードや夜遊びに没頭。それでいて、新人記録を更新。自分の好きなやり方で好きな時間だけ働いて報奨金を貰っていました。

仕事を舐めていました。

年末に当時の上司に「辞める」と言われました。その頃、流行始めた外資系生命保険会社が北海道進出するに当たりスカウトされたからです。上司には「オレが辞めた後の営業2課を頼む。」と言われました。上司のお客さんを引き継げるのであれば、自分の売上が簡単にあがる事だと安請け合いしました。(全ては、これが間違いの元でした。)翌年4月から営業2課リーダー内海の新体制となるのですが...

部下は1人を除いてみんな年上の先輩ばかり。元の上司から引き継いだお客さんは、上司のファン客なので若造の私には手がかかるお客さんばかりでした。それでも、何とか引継ぎを済ませると、自分の売り上げは前年を大きくクリアすることが出来ました。しかし、年上の部下は低空飛行のまま。「新入りの私がこれだけやってるんだから、先輩たちもよろしくお願いします。営業2課の足りない売上は私が何とか頑張りますので。」と下手に出ても動かない。かと言って、怒鳴り散らしても反応すらない。一体これから先、どうしたものか...と途方に暮れました。毎日、毎月の売上目標に追われるのは当然です。「自分だけは頑張ろう。」と、飛び込みからの新規開拓や元上司から引き継いだ既存顧客の深掘りをしました。売れる物は、何でも売りました。電卓やカメラ、傘立てまで売りました。それでも、営業2課の売上目標は達成出来ないままでした。左後ろの社長席から、「内海くん、内海く~ん。」と社長に声をかけられるたびに、ビクビクするようになりました。次第に、左耳から「キ~ン」と耳鳴りがするようになりました。時々、飛行機に乗った時の空気が抜けないような状態になりました。左耳からの音が籠ったり、聞こえにくくなりました。折り悪く、ワープロを押し売りしたお客さんが突然引っ越して、売掛金が回収できない状態になりました。悪い時には、悪い事が重なるものです。

~遂に左耳が聞こえなくなってしまいました。最初の診断は突発性難聴でした。点滴を打って、薬を貰って様子を見る事しかできません。飛行機の中でやるようなエア抜きをやると聞こえる事もありました。聴こえる日と聞こえない日が交互にやってきて、最後は聞こえない日ばかりになりました。現在も左耳は聞こえないままです。「社長が悪い。言う事を聞かない部下が悪い。会社が悪い。」と全てを他責にして逃げるしかありませんでした。入社して1年5か月で退職しました。今、振り返ると「無知は怖い」しかありません。当時の私が知識として知っていれば良かった事を本書にまとめました。リベンジ=「復讐」ですが、私の25年間の「復習」です。部下が動かないで困っている方のお役に立てれば幸いです。

当連載は、
組織として営業力を強化したい中小企業経営者や経営幹部を対象に執筆しています。