組織作りのコツ❖縦割り組織の壊し方

当ブログは社員数30人から社員数100人程度の中規模、中企業を対象としています。人と組織の潜在力を顕在化する組織作りのプロである内海透が執筆しています。組織作り、組織再構築のコツを記しています。1~3分程度でサクッと読める内容です。

❖縦割り組織の壊し方

組織の課題の一つに縦割り(セクショナリズム)があります。
☑同じ社内なのに足の引っ張り合い
☑情報の共有を図りたいが、なぜか情報が捻じ曲がる
☑各部門は頑張っているのだが頑張る方向が違う
その結果、全社最適を果たせず組織が疲弊する。
では、なぜ、このような問題が発生するのでしょうか?誰が悪いのでしょうか?
縦割りの問題が起こるのは対策を講じなければ自然の流れです。
誰が悪いのか?を強いてあげれば社長です。
各部門長は自分の役割を全うしようとします。
普通の日本人はとても真面目で自分がどんなに疲れていても課せられた仕事は何とかやり遂げようとします。
繁閑の差が激しい業種の場合は、「仕方がない」と諦めてしまいます。
また、多くの中小企業では人事異動もなく入社した部署を定年まで勤めあげる事が普通です。
自分以外がどのような仕事をしているのかを分からない状況です。
全体最適の責任者は社長となってしまいます。
頑張っている社長は、社員に対して外部環境(お客さんや競合)について事細かく話しています。しかし、各部門長は頭では理解できても自分の事として肚落ちさせることが出来ないのは仕方ない事です。
そのような縦割り組織に対して全体最適の視点を持たせるには、部門長(管理職)クラスが外部環境の厳しさを共有させる事が最適な方法です。
正対しないの項目で社内だけを見渡すと「誰が悪い」との攻防に意識が向かいます。敵は外にあり。を共有することで会社全体で敵をやっつけよう。と全体最適な方法を見出せるようになります。
具体的にはPEST分析(政治、経済、社会、技術革新についての分析)を部門長会議で実施する。外部の競合状況について一番詳しいのは営業です。営業が外部環境や今後の業界動向について説明する機会もあるでしょう。一方技術革新については現場が詳しいです。自社と他社の技術力や現場力について説明されるでしょう。
外部環境を分析したうえでSWOT分析を実施することで全社最適の戦略立案が可能となります。
もっとも、一般的な中小企業では毎日新聞を読んでいる社員すら少ない現状です。分析作業を通して自分の出来ていないことを自覚させるきっかけとも出来ます。

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