経営企画の仕事と役割5現状分析

社員50人を越えると必要な経営企画の考え方
経営企画の仕事と役割

 

第二章:現状分析

大企業での経営企画の第一の仕事はこちらになるでしょう。
業界・海外など外部環境の分析や自社の数字の分析です。
分析の方法は以下で一般論として纏めております。
というのも、
私は「中規模企業の経営企画のあるべき姿」は、
経営に必要と思われる情報を「どっかから」集めてくる力だと考えています。

以下で紹介する分析はMBAの教科書を読めば出ている内容です。
大企業ではなく中企業では一般論では収まらない
「自社にとっての重要な情報」がどこにあるのか?

を探す所から始めなければいけません。

だから、楽しいのですが。

 

1・客観的に分析する

現状を分析する時の立ち位置です。
社長直下に配置されると「社長にとって良い」分析をしがちです。
「サラリーマンだからしょうがねえよ。」
と言わないでください。
サラリーマンだけど、「経営企画」は別物です。

社長が気に入らない情報でも必要な情報を伝えなくてはいけません。
分析結果が悪くても正直に伝えるしかありません。
それが出来る人しか経営企画の役割は担えません。
(頭が良い=勉強が出来るだけではムリです。)

千利休は茶人でした。
彼は織田信長、豊臣秀吉に気に入られました。
しかし、言うべきことは「諫言」と向き合って言いました。

外部のコンサルタントは当然、直言します。

が、社内にあって言える人間がどれほどいるのか?
がその企業の成長余地です。
言い換えれば、社長の器が大きい会社と言えます。
企業は社長の器を越えて大きくなりません。
社長が器を大きくする事で企業は成長出来るのです。

現状分析は、社内の人間であっても「忖度ぬき」で客観的に分析します。

 

以下、余談ですが

私はコンサルタントとは諫言者だと認識しています。

お客様の会社の業績が悪くなれば、
コンサルタントのせいにされる事もあります。
お客様の会社の業績が良くなれば、
コンサルタントなんかいなくても良いのではと言われます。

全く因果な商売です。
その上常に誰も守ってくれません。
社長のイヤな事、聴きたくない事を真正面から直言する。

嫌われる職業です。

諫言者とは、
自分の不利益になっても相手の為になるのであれば言うべきことを言う者です。
損な役回りだけど、私にしか出来ない仕事です。

これからもこの仕事を続けます。

 

2・財務諸表分析

大事ですが、私はあまり重視していません。

これらの数字は結果を表す数字です。
債務超過やキャッシュフローの悪化など病的な数字の場合は当然対処する程度です。

と言うのも、
経営は
「何をしたいのか?」
「何を目指すのか?」が大事だと考えているからです。

「売上が足りませんね~。」
「経費を削減してください。」

と他人事の言う士業の方がいます。
それは、分析ではありません。
ただの評論家です。

AI時代に入るとただの評論家は不要になります。

実際に財務諸表診断はこちらのサイトで無料で出来ます。

日本政策金融公庫

https://www.jfc.go.jp/n/service/zaimu.html

財務分析が全く無意味と言っているのではありません。
目指す目標と実績の乖離は必ず把握して改善します。
目標設定時にどのような数値を目標にするかについては財務諸表分析の結果は重要です。

経営企画=数字分析という風潮がイヤなので苦言を呈しました。