経営企画の仕事と役割2はじめに

社員50人を越えると必要な経営企画の考え方

 

経営企画の仕事と役割

 

はじめに

社員数が50人を越えると社長の仕事は「考える」事が中心になります。
しかし、
全てを社長一人で考える事は不可能です。
「考える」準備を
誰かに任せて
社長が「考える」事に専念できる体制
整える時期です。

大業には経営企画部門があります。
彼らは一体何をやっているのでしょうか?

私たちコンサルタントは経営企画部門の方々と仕事をする機会が多くあります。

彼らは社長が考えるための材料や視点を用意するために
1日中パソコンの前で仕事をしています。
中小企業では1日中パソコンの前にいる事は仕事とみなされない空気があります。

中小企業で12年働いた私がそう見られていました。
少しだけ、私の事をお話しいたします。
私(内海)は100年企業の近江兄弟社の営業課長でした。
上司の営業部長が社長就任する事になりました。

それまでの社長は40年近く社長をやっていたカリスマ社長でした。
営業部長が社長就任するにあたり、
部下育成と社内コミュニケーション力」を認められた私は本社の社長室へ異動しました。
当時の会社は社員数90人ほどの会社でした。
カリスマトップが全社の状況を把握していました。
社員はそれぞれの現場で自分の仕事をやっていれば良い状況でした。
頭を使う事や、口を動かす事は悪でした。
新社長も社長になる直前までは部下と一緒に現場を回るプレイヤーでした。

社長になったからと言って現場を離れるつもりはありませんでした。

しかし、社長になった途端、「あれもこれも」全部、新社長の所へあげられました。
前社長は瞬時に判断出来ていたことが新社長は全く状況が分からないので判断出来ません。
内海君、どういう状況か確認して来てくれないか?
と言う事で私が社内のあちこちの現場へ行って状況を確認するようになりました。

そこで判明したことが、縦割り組織の実態でした。
各部長は名ば
かりで、全ては社長が決裁していました。

「このままではいけない」
と言う事で新社長とビジョン作成、計画やルールの決め方を考えるようになりました。

それまで形骸化していた経営会議を定期的に行うようしました。
社長と共に「議案」を作成し、私が各部長を回りゴールの根回しを行いました。
当時の私は38歳でした。
そこから不眠不休で社長と二人三脚で社内体制の再構築事業承継をやり遂げ
40歳になった年の株主総会を機に退職、独立しました。

役員を一新し、新体制へ移行したため私は外部から関わるようになりました。

その後10年以上コンサルタントとして中小企業の経営者とお会いしてきました。
社員数10名程度までは社長が全部を見回せます。
社長の個のパワーが会社の成長力の源泉です。
しかし、30人を越えると組織化出来ない会社は崩壊の道を辿ります。
経営と現場を分離させて組織として機能させる必要が出て来ます。
50人を越えると、
種々雑多な情報の中から
経営として決定しなくてはいけない事を取りまとめる機能が必要となります。
経営企画の機能です。

会社員時代の私は独学で社長と実践の中から組み立てました。
独立後は大手企業のやり方や外資系コンサルタントのメンバーと一緒に仕事をする中で体系化致しました。

以降、当ブログで「経営企画の仕事と役割」について解説いたします。
中規模企業がさらに発展するための一助となれば幸いです。