経営企画の仕事と役割10ビジョン・ミッション・戦略の案出し

1・ビジョン・ミッション・戦略の案出し

「ビジョン実現に向けて必要なお金をどう生み出すのか?」

を考える事こそが重要です。

しかし、実現したいビジョンを描くことなく、
毎日忙しく数字に追われている経営者が大勢います。

ですので、
数字の分析の重要度を下げてビジョンの重要度を高めるべきだと考えます。

実は、会社員時代の私の上司の社長もそうでした。

営業部長から社長になった時に、
社員から「当社にはビジョンが無い。」と言われました。
新社長は考えた事もありませんでした。
社員がいない場所で社長と私でミーティングを繰り返しながらビジョンを固めました。

私はと言えば、もっぱら聞き役です。
同意したり、反論したりしつつ社長のビジョンを固めました。
気が付けば、独立して10年間ずっとそんな聞き役ばかりやっていました。

社長のビジョン実現のパートナーであることが私の仕事でした。
当然ですが、社長は赤の他人とはビジョン固めのミーティングを行いません。
私の事を個人的に信頼してくれたからこそ、打ち明け話もしてくれました。
経営企画が社長のビジョン作りのパートナーとなれたら最高ですね。

ミッション、ビジョン、戦略の順序が良くある会社の例ですが、
実は「ミッション」を作る事は難しいです。
どうしても、現状維持の理由からミッションを作ろうとします。
日本の大企業が現在苦戦しているのは、
戦後に立ち上がった企業が「復興」を目的とし、
存続→維持→発展を目指しているから世の中を変えられずに、
ひいては自社の維持すらできてないのです。

世の中に必要とされないから退場を余儀なくされるのは当然です。

ビジョンを描いたうえで「何のために」仕事をしているのか?
のミッションに落とし込む順序で構わないのです。

ただし、戦略については徹底的に組み立てます。
経営企画の存在意義は経営戦略の幅を広げる事だからです。
客観的に情報を集める。

勘ではなく理論として戦略を立案する。

経営企画の仕事の醍醐味です。

とは言え、大企業でない限り戦略の選択肢は多くありません。
競合他社との商品・サービスを差別化する。
経営資源を狭い市場に徹底的に集中投下する差別化集中戦略しかありません。

その時に、

何をどのように差別化するのか?

・価格、品質、アフターフォロー

どの市場を狙うのか?

・販路、地域、業界

を徹底的な情報収集の中から組み立てます。

自社にとって正しい戦略が立案出来れば戦術として現場に落とし込むだけです。

結果は正しく現れます。