組織改革 方法 中小企業 7.変われない組織・変わりたくない個人

第2章3節.変われない組織・変わりたくない個人

当ブログは、人と組織の問題に悩んでいる中規模企業経営者、経営幹部を対象に執筆しています。事業承継、世代交代、部門間の縦割り、トップと現場のギャップに「このままではいけない」と思いつつ...ではどうすればよいのか?堂々巡り。当社12年1,800社以上の実績が証明する中堅と現場を巻き込む組織改革法がお役に立つでしょう。

組織は生まれた瞬間から硬直化する宿命を持っています。
複数の人が同じ組織の中で働くためには、ルールが必要となってきます。ルールは目的達成のための手段として成立したにもかかわらず目的となってしまいます。ルールを守る事が組織の中の目的となってしまうのです。こうしてルールは面倒な事を避けるためのツールとして使われるようになります。変わりたくない個人にとっては便利なツールであり、組織が変われない障壁となります。

また、機能面で組織を分解すると、物を仕入れて加工して販売する普通の製造業でも仕入れる部門と加工する部門と販売する部門ではそれぞれの利害が相反します。それは事業の構造が安く仕入れて高く売る事を目的としているからです。高く仕入れて安く売ったら誰がどう考えても潰れてしまいます。安く仕入れるためには一度に大量に仕入れたい。しかし販売にはお客さんの都合があるので一度に大量には販売出来ない。事業が小規模のうちは何とかなりますが、だんだん規模が大きくなるにつれて問題が表面化してきます。しかし、問題が表面化する頃には部門最適と全体最適の議論は追い付かないほど縦割りが確立された状況となっています。