組織図作り方考え方中小企業 3ステップ完成 11.金:財務と経理

第2章2節.4・金:財務と経理

財務の視点はとても重要です。しかし、中小企業では何をどう考えれば良いか分かる人はほとんどいません。中小企業経営者がPL(損益計算書)は読めても、BS(貸借対照表)が苦手な人が多いためでしょう。財務はまさにBS(貸借対照表)活動です。どこでお金を調達し、どのように活かすかが財務の仕事です。未来を予測する活動です。経理の仕事は、売上からかかった経費を記録をする事が主な仕事です。過去の活動を間違いなく記録する事が最重要です。中小企業の現場では経理のおばさんが領収書を入力する事が仕事だとの認識ですね。
しかし、黒字倒産という言葉があるように損益計算書だけを見ていても会社の存続は出来ません。社長が財務視点を勉強する事で生き残る会社を作る事が出来るようになります。また、税務会計と管理会計の考え方の違いについても押さえておきたいポイントです。

日本の中小企業の会計はほとんどが税金の計算のための税務会計です。税理士さんは税金の金額を算出する事が仕事です。社長は利益を出す事が仕事です。利益を出すためには管理会計の考え方が必要です。各部門に予算を割り当てる。目標と実績の乖離を無くすために活動する。管理会計の考え方を全社に導入する事で利益を出せる体質に変わります。

最近読んだ本でとても参考になる考え方をご紹介します。

投資に関する意思決定(投資の決定)と、その投資に必要な資金調達に関する意思決定(資金の調達)と、そして運用して得たお金をどう配分するかという意思決定(配当政策) が財務の仕事~ざっくりわかるファイナンス:石野雄一(著)より引用。

 

私が監事を務めているNPO法人の例を紹介します。福祉は補助金事業です。〇人来たら〇円が決まっています。私が関与したばかりの時は、「今月は〇円だった。良かった~。」のレベルでした。しかし、管理会計を導入するようになってからは、「今月は〇人に来てもらうために○○をします。」と数字に対する執着が出て来ました。管理会計の導入の効果です。

※人と組織に関する問題がなかなか解決できないのは、症状と真因を取り違えているからです。
「こちら」が上手くいったと思えば、「あちら」が上手くいかず…。
まるで「モグラたたき」のようです。

例:人事制度が無い事が問題だと思い制度を構築したものの、
評価者のレベルが合わない。そもそも自社の社風と合致しない評価の仕組みだった。

例:目標管理制度を導入したが、そもそもの目標設定が上意下達の一方通行だった。

例:多くのサイトや本を読んで情報収集したものの、
一体何から始めればよいか?行動へと繋げられていない。

人と組織の変革に携わり15年、1,700社以上の支援、指導実績の当社にお気軽にご相談ください。

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