組織作りのコツ❖正対しない

当ブログは社員数30人から社員数100人程度の中規模、中企業を対象としています。人と組織の潜在力を顕在化する組織作りのプロである内海透が執筆しています。組織作り、組織再構築のコツを記しています。1~3分程度でサクッと読める内容です。

❖正対しない

人と人とが会話する基本は正対です。相手の正面に向き合います。お互いに顔を見て目を合わせて会話する事で意思疎通が図れます。
しかし、問題を共に解決しようとする場合は逆効果の場合があります。それは、上司と部下が正対する場合です。上司と部下にはそれぞれの役割があります。上司は部下を動かし成果を上げる役割を担っています。部下は上司の指示を受けて自分の業務を完遂することが役割です。上司が部下のやる気と知恵を引き出したいと思って正対しても部下は「何か言われる」と構えるのは当然です。部下は上司に何か言われる前に身構える防御の姿勢を取ります。上司に攻撃の意図はなくても部下が構えてしまえば共通の問題解決には向き合えません。部下が構えると上司は何とか部下の防御の壁をなくそうと「あの手、この手」を駆使します。こうなると、部下の思うツボです。上司の「あの手、この手」にのらりくらりと合わせます。プライベートの話や趣味や遊びの話で盛り上がったふりをします。こうして上司と部下の間には見えない壁が張り巡らされます。面従腹背の強固な壁が出来上がります。「思ってもいない事」を平気で言い上司に合わせるしたたかな部下。「出来ません」と平気で答える部下が続々と生まれます。全ては正対するコミュニケーションが原因です。上司と部下が共に問題解決するためには、「問題を共通の敵」にする必要があります。そのためには「どちらが正しいか?」の正対ではなく問題を「共通の敵」として見える化します。ホワイトボードや模造紙などを壁面に張り出し、そこに問題を置く事で上司も部下も問題解決が目的だと明確になります。上司と部下が共通の課題に取り組めるようになると上司は部下にとって良き相談相手となります。今までの向き合う対象を共通の敵にするためにも正対しないコミュニケーションを取り入れてみてはいかがでしょうか?
即効性がある方法は壁面に問題を貼り出して上司と部下で議論する方法が効果的です。そのうえで、1.問題の解決策を上司と部下で考えて付せんに書き出します。2.付せんを貼り出してお互いの考え方について発表します。3.その中から効果を発揮しそうな項目を課題と設定します。4.課題解決を上司と部下の合意の上で目標と設定します。5.目標達成のためのアクションプランを作成します。その後、定期的に進捗状況を確認しながら課題解決を図ります。
抽出された課題を共通の敵と設定し解決(倒す)する事が上司と部下とで共有できればチームとして機能し始めます。

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