後継社長のための経営力強化法 7.SWOT分析

1-4.SWOT分析

1.問題提起

自社の強み弱みと外部の機会と脅威を合致させている

 

解説

SWOT分析は自社の強みと弱み、外部環境の機会と脅威を合致させ分析する方法です。最近はSWOT分析を行う会社も増えています。しかし、分析のための分析になっています。また、分析結果に一喜一憂して戦略立案・現行業務改善につなげていない場合も目にします。正しく分析し、戦略策定や改善につなげなければ意味がありません。

 

2.解決策

正しいSWOT分析の方法と戦略立案・現行業務改善策への活用方法を解説します。

SWOT分析とは、自社の強み(Strength)と弱み(Weakness)及び外部環境の機会(Opportunity)と脅威(Threat)を分析し外部環境の変化に対応するための作戦を練るための分析方法です。前項の外部環境PEST分析より導き出された機会と脅威を自社の強みと弱みに結び付ける事で初めて完結します。

 

手順

・手順

1.外部環境の機会と脅威を洗い出します。

前項の外部環境PEST分析。

2.自社の強みと弱みを洗い出す。

3.その結果を下記SWOT分析表に記入しながら纏

めます。

以上が分析となります。

この分析結果を踏まえ、攻める作戦と守る作戦を立案

します。

(攻める作戦)

①自社の強みを活かして外部環境の機会を捉える

②自社の強みを活かして外部環境の脅威を回避する

(守る作戦)

③自社の弱みが機会損失につながらない対策を打つ

④自社の弱みを外部の脅威に攻め込まれない対策を打

・道具

SWOT分析シート(下記参照)、経営陣や管理職を交

えての実習形式で行うのであれば模造紙やホワイトボードに書き出して「問題」を見える化する事で当事者意識を醸成しやすくなります。

・コツ

強み、弱みの分析を行うと必ず出てくるのが「弱み」の羅列です。自社の弱みではなく強みに着目しなさい。と言っても言葉だけで思考を転換させる事は難しい。だから、私は出てきた弱みの反対語から強みを探るようにしています。

例:どこと比べても大した技術力はありませんよ。

並みですよ。⇔安定した技術力と言い換える。

納期に遅れないが決して早い仕事ではない。⇔ 納期厳守

捉え方一つでどちらにでも転がせます。乱暴に見えるが、強みを見いだせない場合は参考にしてほしい。

 

3.事例紹介

アサヒルミエルは、30年以上新聞販売事業を行ってきました。

自社の強みを地域でのコミュニティーのハブ機能と位置付けました。自社の強みを活かして機会をとらえる方法として地域コミュニティー「長沢の魅力伝え隊」を立ち上げました。毎月イベントを主催し、地域の人と人とをつないでいます。川崎市多摩区も高齢化が進み地域コミュニティーのハブ機能が求められています。新聞販売店が地域の商店や住民を繋ぐ新しいハブ機能となっています。地域の機会を自社の強みで捉えた良い事例です。

 

4.得られる成果(評価基準)

正しくSWOT分析が出来れば戦略立案までの道のりは遠くありません。良い戦略は実行が苦しくありません。行動の速度が上がります。その上で業績が向上し同業他社に対して圧倒的優位に立てます。SWOT分析を行っても戦略が組み立てられない時には、もう一度自社の強みと弱みの分析を行いましょう。

 

5.実践への最初の一歩行動

ますは下記シートに書き出す。

 

 

機会 脅威
強み ①  自社の強みを活かして機会を捉える作戦 ②  自社の強みを活かして脅威を回避する作戦
弱み ③  自社の弱みを克服して機会損失を避ける ④  自社の弱みを外部の脅威に攻め込まれない対策

 

 

 

 

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