後継社長のための経営力強化法 43.知的腕力

4-8.知的腕力

1.問題提起

 

 

解説

「やれ!」と言ってもやらない。動かない社員に対しては知的腕力が必要だ。時として断固とした姿勢と態度が必要な場合がある。あなたは、言わねばならない時、やらねばならない時に断固とした態度で知的腕力を行使しているか?前述の逆算スケジュールを設定してもスケジュール通りに進まない事がある。そうした場合に、何が何でも実行させているか?

 

2.解決策提示

自主性に委ねる部分と断固とした態度で接する部分を明確にする。必要な時は断固とした態度で知的腕力を行使する。

・手順1.出来なくてやれないのか。出来るのにやらないのかを見極める。

2.出来るのにやらない事は「悪」の姿勢を貫く。

3.それでもやらない場合は断固とした態度で知的腕力を行使する。

・コツ:叱るときには本気で叱る。中途半端が最悪。後述するが社長には演技力が必要。肚から声を出し青ざめさせる。しかし、優しい二代目社長は本気で叱る事が出来ない。「親の仇か天敵」だと思い込み、一喝する。

 

手順・道具・コツ

 

3.事例紹介

ある会社の新規開拓プロジェクトの進捗確認会議で、期日までに担当者がテレアポをしていなかった。「今すぐ電話しなさい。」と伝え担当者は渋々電話した。担当者が電話している間は会議を中断した。自分が電話しなかった事で他の参加者に迷惑をかけた事を自覚させた。その日以降、その担当者は決めた事は必ず実行するようになった。時として、このような強制力を働かせる必要がある。私たちは知的腕力と呼んでいる。

私たち外部のコンサルタントが効果を発揮するのは、週一回程度定期的に訪問するため外圧として機能するからだ。私たちは、お客様の会社の事情を知らないし、事情には合わせない。客観的に計画との進捗状況を確認する。前回訪問後に突発的なアクシデントが起こっても、決めた日程に訪問し、決めた事が出来ていたかを確認する。出来ていなければ、「今すぐやりなさい。」と厳しく知的腕力を発揮する。言い訳が正しくてもやっていなければ数字は上がらない。

 

4.得られる成果(評価基準)

決めた事を必ず守る会社

 

5.実践への最初の一歩行動

ダメなものはダメという断固とした態度

 
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