後継社長のための経営力強化法 40.ソクラテスメソッド

4-5.ソクラテスメソッド

 

Q:自ら考え実行できる部下を育る

 

1.問題提起

 

解説

部下を動かす方法には3つあります。力で指示命令し従わせる。動くように仕向ける。自ら考え自ら動くようにする。もっとも良いのは自ら考え自ら動く部下を育てる事です。あなたはどのように部下を育てていますか?

 

2.解決策

問いかけで自ら考え、実行出来る部下を育てるソクラテスメソッドを実行します。ソクラテスを知っていますか。ソクラテスには著書がありません。しかし、優れた弟子が数多くいました。弟子にはプラトンやアリストテレスがいて、彼らを通じてソクラテスの考え方は世に知られるようになりました。ソクラテスメソッドとは、上司が答えを教えるのではなく、部下に考えさせる理論です。あなたが部下を育てたいのであれば、部下に教えるのではなく、部下に考えさせる事が重要です。そのためには適切な質問をすることです。人は質問されると考えます。そして答えます。そして行動します。質問によって自ら考え、実行できるようになります。
以下で質問の方法について解説します。

自ら考え行動する部下育成をしてほしい。

 

・手順1・選択肢を広げる質問

オープン質問と呼ばれる質問です。「はい、いいえ。」ではなく、答えが人によって違います。「あなたはどうしたら良いと思いますか?」と質問されると、「私はこうしたら良いと思います。」と答えます。本書で何度も出てきた5W2Hの、「いつまでにやりますか?」「どこでやりますか?」「誰がやりますか?」「何をやりますか?」「どのようにやりますか?」と方法を考えさせる質問です。なぜなのか?を問いかける事で自ら考えるようになります

 

2・考えさせる(待つ)

問いかけた後で重要なのが待つ事です。自分なりに考えたことが無い人にとって「あなたはどうしたら良いと思いますか?」と質問されても、答えに窮してしまいます。そこで、問い詰めるのではなく、一呼吸待つことが重要です。この間を取る事で、「部下は考えて良い」と理解します。

じっくり考える事が出来るようになります。

 

3・行動へつなげる

行動が具体的になったところで、「では、次回のミーティングの時までに■■を行い〇〇を達成しているって事ですよね?」と確認します。

「はい、■■を行い○○を達成します。」と復唱させます。

「楽しみにしているよ。」と声をかけて終了します。

 

質問と復唱で部下に「自分の仕事」として自覚させます。人の話を聞いただけでは、「自分の仕事」として自覚させる道半ばです。部下本人が自分の言葉で話せるようになってようやく自分の仕事として自覚出来た状態となります。

 

ところで、なぜ質問が大事なのでしょうか?

人間は人の話を聞いただけでは、概念としての理解しか出来ません。頭では分かる状態です。自分の言葉を発する過程で、自分の理解度と不明点、相違点を整理します。

 

 

コーチングなどのコミュニケーションの理論にオートクラインとパラクラインと呼ばれる考え方があります。人間が物事を理解する際に自分が発した言葉を最初に聞くのは自分です。言葉に出しながら、その言葉を聞いて理解を深めているのです。

 

問いかけ、考えさせる。

自分の言葉を発する。

だから、自分で考えて自分で動けるようになるのです。

 

4.得られる成果(評価基準)

指示待ち社員が自発社員へと変わり、組織は自律成長へと向かいます。

 

5.実践への最初の一歩行動

部下に教えるではなく、考えさせるためにはどうすれば良いか?

と視点を変えてみる。

 
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