後継社長のための経営力強化法 22.学習ステップ

2- 9.学習ステップ

1.問題提起

学習ステップを理解して教育している

 

解説

物事を全く知らない段階から出来るようになるには学習の4ステップと呼ばれる段階を昇ります。

 

1.出来ない事を知らない=無知→2.知る →3.意識して出来る →4.無意識に出来るの4段階です。

これらの各ステップを知ったうえで人材を育成しているでしょうか?

学校を卒業したばかりの新入社員であれば、ほとんどの事が「1」の状態です。中途入社の社員で同業他社などで同様の仕事をしていた場合でも自社については新入社員同様です。上記のステップを踏まえた教育プログラムが必要です。

 

2.解決策提示

上記の4ステップに則った教育を実施する。

・手順

1.知識情報を提供し概要を理解させる

2.知っているが出来ていない事を実感させる

3.出来るまで量稽古を積ませる

4.無意識にできるレベルに体に覚えこませる

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ褒めてやらねば、人は動かじ。」は山本五十六の言葉です。
出来ないから出来るへのステップアップで重要なことは上司の率先垂範と量稽古です。

自動車の運転免許を取得した時のことを思い出してください。初めて教習所に行ったときにどのような気持ちだったでしょうか?「みんな運転しているんだから自分でも運転できるだろう。」と思いつつも不安だった事でしょう。学科で知識や情報を教えられ、横に教官が乗った状態で教習所内のコースを何度も運転しました。知らない=無知の状態から知識を得て安全な場所で何度も運転することでようやく「意識すれば出来る」状態になりました。更に何度も運転することで無意識に運転できるようになりました。無事に免許を取得し、プライベートで運転したり仕事で運転する事を繰り返し無意識で運転できるようになりました。音楽を聴いたり、会話をしたりしながら長距離ドライブにも行けるようになりました。

仕事も同様です。最初はスーツにネクタイ姿もままらなず「おっかなびっくり」で出社した時期があったことでしょう。上司や先輩に教わりながら仕事を覚えていきました。やがて一人で無意識に仕事が出来るようになりました。随分昔の事で忘れた人もいるかもしれませんが。

このように新しい物事を知り出来るようになるためには必ず学習ステップの階段を登ります。上司は部下が今どの段階にいるのかを知ったうえで教育してほしい。

 

4.得られる成果(評価基準)

上司の「普通は出来るだろう!」の叱責(パワハラ発言)がなくなる。

 

5.実践への最初の一歩行動

部下がどの段階なのか把握する

 
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