後継社長のための経営力強化法 16.経営戦略

2-3.経営戦略

 

1.問題提起

経営戦略がある

 

解説

戦略とは、究極的には戦いを略す事。戦わずして勝てる市場を探し出し勝てる商品を作り勝ち残る事です。戦術は見えるが、戦略は見えません。誰にでも見える戦術を磨いても他社との競争は無くなりません。戦略視点で、競争しない環境を作るのが社長の仕事です。大企業が総力を結集すると中小企業はひねり潰されます。あなたの会社には「戦略」があるだろうか?

 

 

2.解決策提示

戦略は3つしかありません。第一はコストリーダーシップ戦略です。覇権争いの世界です。とにかく世界市場で1位を取るために戦い続けます。第二は差別化戦略です。トップ企業と同じ土俵で戦わず自社独自の市場を確立します。残された差別化集中戦略が中小企業が取れる唯一の戦略です。まずは商品やサービスで大手と差別化を図ります。面倒くさい事や手間のかかる事・モノを提供します。地域や業界を絞り込み限られた市場で1位を勝ち取ります。

 

手順・

1.大手企業や競合他社と差別化した商品やサービスを開発、提供する。

2.その上で集中した市場での1位を勝ち取る。

3.他社に付け入るスキを与えない

 

道具・

考える頭

 

 

コツ

他社との差別化=イノベーションを生み出す事。ですが、イノベーションは難しいことではありません。シュンペーター「経済発展の理論」の中で「全く新しいものである必要はない。既に存在するもの、誰もが知っているものを結合させて新しいものを生み出すことが出来ればそれがイノベーションになる」といっています。自社の強み、売れている商品と何かを組み合わせることでイノベーションを生み出し新たな戦略を描くことが可能となります。

普段から物事を見る時に様々な視点で見る事で発見が可能になります。

戦略視点でスポーツを観るのも面白い。リオオリンピックの4×100mの日本の戦い方は戦略的に勝ち取った銀メダルでした。ジャマイカやアメリカの強豪選手と真っ向勝負しても勝ち目はありません。日本の4選手の合計タイムは8位相当。普通に走っていてはメダルはおろか決勝進出すら難しいです。しかし、彼らは自分たちの弱みを知ったうえで強みへと転化させました。それがバトンパスの技術です。決勝進出した他の国はすべてオーバーハンドパス。日本だけがアンダーハンドパス。バトンパスでのスピードダウンを避ける方法ですが技術的に難しい。日本人の強みである器用さと練習熱心さでバトンパスを修得しました。自分たちの強みをうまく活かすことで勝つことができる。中小企業の戦い方を見出せます。

と、常にどうすれば自社に活かせるか?

の視点で物事を見ると戦略へと繋げる事が可能となります。

 

3.事例紹介

なかなか他社との差別化を見出せない場合は、「スピード」を掲げてしまうのも一つの方法です。中小企業の場合は、大企業と違い意思決定の時間が不要です。社長や経営幹部の独断で周知・共有を短時間で出来ます。現場の対応スピードさえ速くする事が出来れば、提供できるサービスや製品に独自性が無くてもお客様の信頼を獲得する事が可能となります。スピード重視で精度が落ちるかと言うとそのような事はありません。スピードを速くする事で経験値が高まります。その結果仕事の精度、品質がさらに高まります。

 

戦略ではなく戦術レベルの話なのですが、まずは他社との差別化を図り経営を安定させる。その上でじっくりと戦略を組み立てましょう。

 

4.得られる成果(評価基準)

頑張っても頑張っても窮境を脱しきれない状況から脱却できるようになります。

 

5.実践への最初の一歩行動

期間限定で仕事のスピードアップを図る。

 
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当社代表内海が2015年6月~2年半関わってきた事例を盛り込んだ内容のブログです。
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