後継社長のための経営力強化法 12.情報収集力分析

1-10.情報収集力分析

問題提起

欲しい情報が集まっている

 

解説

業界や地域の情報の入手が遅れると命取りになります。情報収集の伝手やルートがあるのは当然です。さらに一歩進めて自社が情報収集のハブになれるような仕組みづくりが必要です。

情報の流れの基本は中央から枝葉末節へと流れます。国の機関→都道府県→市区町村です。元請→下請け→孫請けです。業界トップ→業界団体→個別企業に流れます。国レベルの情報を早く得る事が出来れば地域で一番乗り出来ます。元請レベルの情報をいち早く得る事が出来れば下請けを脱却出来ます。情報の有無が企業の存亡のカギを握ります。情報通と呼ばれる人がいます。市区町村レベルなのに国レベルの情報を、孫請けレベルなのに元請レベルの情報を持っている人がいます。彼らは情報戦で優位な立場に立ち続けています。

 

解決策

情報のハブ(基幹)となっている人と深い関係を構築する。

手順1.情報源を探す。

        2.情報源との関係構築

        3.関係強化

 情報は持っている人の所に集まる。キーマンにとって自分は何を価値として提供できるか?

 

コツ

関係作りは個人と個人の関係。会社の名刺、会社の経費でなく相手が腹を割るためには自腹での付き合い。情報は相手にとってのメリットが大事。相手が知りたい情報を提供して自分を価値ある存在と認めてもらう。ざっくばらんに自己開示。自分の弱みを見せる事が大事。

 

業界情報

業界

情報などでは業界紙や業界団体の会合に参加する事で、法律の改正などの業界情報は比較的得やすい。業界団体の集まりに定期的に顔を出す事で情報収集は可能となる。しかし、本当の1次情報は業界トップが握っている。中小企業の立場で業界トップとどうやって関係を構築できるか?がカギとなる。市場規模推移などは業界紙や行政関係のホームページで公表されている。簡単に入手できるので把握しておきたい。自社が属する業界の市場規模や近年の推移程度は常に更新しておきたい。業界の推移と自社業績推移を比較対象することにより自社の業界内での地位も明確になる。

 

地域情報

地域情報は、顔合わせが基本となる。あなたが地域内で信頼される存在とならなくては情報は伝達されない。地域の祭りやボランティア活動への積極的参加。接触回数を増やし顔を覚えてもらうことが第一歩。継続しか力にならない。が、新参者で地域に入り込むのに時間がかかるのであれば自分で何かを始めることもあり得る。

一般情報

偏った情報だけに頼らない。右とか左とかではなく、日経新聞と朝日新聞の両紙を読む。などにより一つの事実を各メディアがどのように捉えているのかの視点を持てるようになる。最後は自分の頭で考える。

独自の情報源を一朝一夕に持つ事は難しい。独自情報を持つ第一歩としてその道の第一人者の講演会やセミナーに参加する事をお奨めする。ただ出席するだけでは関係は出来ない。コツは最前列で「うなずく」「懇親会や少人数での集まりがある場合は積極的に参加する。」事だ。本当は教えたくないが一番良い方法がある。それは、自分が聞きたい講師のセミナーを主宰する事だ。集客や運営の手間はかかるが、それ以上の見返りはある。

情報は集まる所に集まる。あなたが情報源となる。

創業経営者は独自の情報網を持っていた。それは、経験の結果得られた有益な独自の情報元だ。後継社長だからと言って相手が一次情報を提供してくれるとは限らない。情報は会社と会社の関係ではなく、個人と個人との間で流れるものだ。あなたが有益な情報を提供することで相手も有益な情報を提供する。創業経営者に比べて経験が少ないあなたが最初から極秘情報を入手する事は難しい。あなたに情報が集まるようになると、人も集まり、仕事も集まる。インターネットの普及で一般情報は誰でも手に入れられる。有益な1次情報が集まるようにしたい。

 

 

3.事例紹介

○業界事例

法律改正や新製品、研究開発などの情報は上場企業しか持っていません。しかし、ある中堅企業の社長は独自の情報入手ルートを持っていました。その社長自身が研究者出身のため大学の人脈を通じて業界内での情報をいち早く入手していました。資金力に乏しい中堅企業ながら独自の商品開発路線を貫けているのはそうした地道な情報収集が出来ていたからです。

※他の事例もあるのですが、「秘匿性」の高い情報のため公開できません。

 

4.得られる成果(評価基準)

良質な情報が得られると、一段上のステージに上がれます。

 

5.実践への最初の一歩行動

徹底的に自己開示する。

 

 

 

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