営業部長の仕事と役割43 マニュアル化

ページめくるのが面倒くさい…との声を受けて
営業部長の仕事と役割」全67編を1冊の小冊子にまとめました。
http://hcj.bz/営業部長の仕事と役割小冊子/
【小冊子版】営業部長の仕事と役割は【無料】でダウンロード出来ます。
A5サイズPDFでスマホ、iPadで気軽に読めます。

 

あるべき姿と現状の差異を見える化するマニュアル

 

箸の上げ下ろしに分解されたものがマニュアルです。

仕事を人に教えるときや標準的な仕事を共有化するためにマニュアルを作成している会社は多くあります。しかし、マニュアルのレベルがまちまちだったり、ずいぶん前に一度作って更新がされていなかったりします。せっかくマニュアルを作っても使われないのであれば意味がありません。随時更新して使えるマニュアルとしたい。あなたの会社では箸の上げ下ろしレベルに分解されたマニュアルを作成し更新していますか?

箸の上げ下ろしに分解したマニュアルの作成法。本書は営業部長育成マニュアルとも言えます。マニュアルは、それを理解できれば誰でも同じように再現できる方法です。「〇さんだから出来る」=属人的要素を排し、正しい手順通り行う事で誰もが再現可能となります。

マニュアル作りには欠かせない3つの要素があります。

1.手順

2.道具

3.コツ

です。

例えば、掃除を例にとると1.の手順で、上から下に掃除をします。天井から床にかけて掃除をします。なぜならゴミは上には上がらず下に溜まるからです。また、真ん中から四隅に向けて掃除をします。ゴミは隅に溜まりやすいからです。一つ一つの手順が理に適っているため誰が行っても同じように掃除が出来ます。コツ(独自の方法)については昔であれば一子相伝的に現場を一緒に経験しないと伝わらない事とされていました。しかし、現在ではこのコツをどのように社内で素早く共有できるかが会社の競争力の源泉となっています。前述の会社では、毎週木曜日の早朝勉強会で気づきを共有しパートさんも月1回の研修会でコツを共有しています。

余談ですがコツとは骨。表からは見えない本質的な部分でもっとも大事な事との意味が語源です。本来は、OJTのように現場を一緒に経験する事が一番望ましいですが、事例を通じてコツに触れる事が可能となります。あなたの会社ではコツをどのように共有出来るでしょうか?

 

・コツ:出来ることに分解する。

マニュアルの目的は教育です。最初から全ての仕事を出来る人はいません。何も出来ない所からスタートします。にも関わらず、最初から全て出来ることを期待してしまいます。学校を卒業したばかりの新入社員には名刺交換の仕方や挨拶などの当たり前の事から教えます。そして、営業であれば上司と同行してお客様の所へ訪問します。一つ一つの出来る事の精度を高め、それら出来る事を高い精度で組み合わせていくのが仕事です。名刺交換と挨拶ができるようになれば飛び込み営業は出来ます。会社の説明、商品の説明が出来るようになれば一人でお客様を訪問させる事が出来ます。出来なかった事を一所懸命練習すれば良いのです。「やった事の無い事」は出来ないのだから仕方がありません。ただ、出来ると思える事が高い精度で出来ているかこそが問題なのです。他の人に「どうだ!」と自信を持って見せられる水準になることです。分解された一つの部分を出来るようになると自信を持って次のステップに進めます。中途半端な水準で次のステップに進んでも、全てが中途半端なままなのです。

○マニュアル作成で得られる成果は、一般的な仕事は誰でも簡単にさせられるようになることです。教育の際に出来る事に分解して教育することで教える側の負荷が軽くなります。教わる側も何が出来て何が出来ないかが明確になるため習得が早くなります。

○実践:「手順、道具、コツ」が明確化されたマニュアルを今すぐ作りましょう。前述の仕事の棚卸で洗い出された項目から始めとよいでしょう。

* * * * *

 

当ブログで使用している漫画素材は「ブラックジャックによろしく」より借用しています。
https://note.mu/shuho_sato/n/na1c3e7c1aa60
ブラックジャックによろしく
著作者名:佐藤秀峰
サイト:漫画 on web http://mangaonweb.com

当ブログは、
組織営業力強化を目的とした中小企業経営者及び営業部長を対象に執筆しています。
ヒューマン・コンフィデンスジャパン株式会社
http://hcj.bz