中小企業 組織作り 組織化 方法 2.社長の悩みは尽きない

第1章1節.社長の悩みは尽きない

当ブログは、社員数30名~50名~100名規模の中規模企業向けの内容です。
社員数30名未満の会社は社長次第で会社の業績は変化します。
30名を越える規模になると社員の潜在力を顕在化させる事が出来るかどうかが成長のカギとなります。
社員一人一人の潜在力を顕在化させる中小企業のための組織の作り方と動かし方について解説します。

企業は創業から一直線の右肩上がりでは成長できません。
成長の踊り場で力を蓄え、次のステージへと成長します。

創業時に頭を悩ませるのは、「売上」です。0を1にするには、膨大なパワーが必要です。
創業期の会社に熱気があるのは、1つの目標=売上に向けて全社員が一丸となっているからです。
昼は営業活動。夜は資料作成や商品開発。
会社に泊まり込む事もしばしばです。
しかし、ある程度売上を上げる仕組みが整ってくると、違う悩みが経営者を襲います。
それは、組織化や仕組化です。創業期の熱病にとりつかれて働いていた仲間とは違う人種が入社してきます。
創業メンバーとの仕事に対する取組み意識の違いなどに困惑し、「なぜ、出来ないんだ!」と怒りをぶちまけてしまう。
益々溝が深まります。
場合によっては、労基(労働基準監督署)に走り込まれて「パワハラ」と訴えられたりと…

これまでの創業メンバーでは起こらなかった問題が噴出します。
なだめようと飲み会に誘うと「それは、仕事なんですか?残業代出るんですか?」
とこちらが萎えるような返答しか返ってきません。

このような問題に振り回される時期は、会社を組織にしなくてはいけない時期に突入したと考えるべきです。

・経営層は何をすべきか?

・管理職は何をすべきか?

・現場は何をすべきか?

を明確にし、これまでのやり方を変える時期です。

当ブログではこの時期にある企業がやるべき事をお伝えします。

事例紹介:2015年6月NPO法人の理事長からの突然の相談を受けました。
彼らの法人とは地域での掃除などのボランティア活動仲間です。
お互いに相手がどのような仕事をしているかは深入りしていませんでした。
しかし、ある日

「私たち、福祉バカなんです。福祉の事は大好きで一所懸命出来るけど、経営となると無知なんです。今、うちの法人は組織崩壊寸前なんです。内海さんはコンサルタントって聞きました。教えてください。助けてください。」
翌日朝7時に臨時理事会を招集しました。
その法人は創業からトップである理事長のパワーでぐいぐい引っ張っていたのですが、
現場がついて行けない状態になっていました。
組織化を考えなければいけない時期でした。
しかし、トップは新しい事業を軌道に乗せるべく
相変わらずのパワーでぐいぐい引っ張っていました。
間接部門は事務局長一人で全てを対応していました。
緊急対応として「人・サービス・金」の経営三資源を各理事に振り分けました。
担当理事がそれぞれの機能を整理する事で各事業所に入り込み横串を差し込む事が出来ました。
結果として組織は立て直す事が出来ました。
その後、中期計画を策定し現在は新事業展開へとV字回復を図りました。

彼らの組織が崩壊しなかった最大の原因は、
「一人ひとりの自己実現と、誰にとっても暮らしやすい地域づくり」の理念が強固だったことと理事長以下全ての職員が素直だった事です。
理事長は、
「内海さん、経営の本で読んだら良いって本を教えてください。私毎週1冊読みます。」
と言って分からないなりに知識を吸収していきました。人事担当の副理事長は社労士から貪欲に教わりました。サービス担当の副理事長は他法人の損益分岐点や収支状況を分析しました。
「分からない。出来ない。」ではなく、徹底的に自らを変えました。
素直さこそ最大の武器です。

 

事例紹介:ところで、私の友人に伝説の起業家と言われた人がいます。
全国版の週刊誌に10年後の大企業を紹介するコーナーで名前と顔写真入りで紹介されました。
が、残念ながら彼らは組織化しなくてはいけない時期に、組織を膨張させ自社ビルを建てて潰れてしまいました。「今、やるべき事」を間違っていました。読者の皆様には同じ轍を踏んでもらいたくありません。

組織を膨張させて崩壊させるのも、組織を成長させるのも社長次第です。

 

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